どれも気血水のうち血分に関与するもので共通性があります。田七をよくおすすめします。 実は外科領域は漢方の得意とする分野で、打撲、内出血、骨折の回復促進などに良好な効果があります。 痔は下腹部の静脈系の鬱血と肝臓の能力と血流、腹部と下半身の冷え、下痢、消化不良、特に便秘が誘因です。坐薬や軟膏は患部の手当てをするもので痔の治療には役に立たないキズ薬です。 内出血して青アザのできやすい女性はかなり多く、五臓六腑の脾の不調と考えることが多いものです。 打撲の回復も漢方がよく効きます。伝統的には打撲の初期に桃核承気湯などの下剤を使用して下すのが伝統的な方法です。これで症状が軽減して回復が早くなりますが、虚弱な方には腹痛などの負担が大きいため田七を主体にします。 |
なお、顆粒剤や錠剤など、製品添付の能書の効能効果は漢方医学やその漢方処方の原典の記載、古来よりの症例などとはほとんど関係なく決められています。 亀命堂では漢方の原典、古典にもとづき、生薬の性質などを考慮の上、おすすめしています。 |
![]() ▲ 写真は「田七」(生薬) |
代表的な処方 | |||||
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