日本の漢方では「傷寒論」を重要な原典としますが、この書物はもともと腸チフス、はしか、インフルエンザなどの重い急性熱病の治療書です。したがって風邪の治療は漢方のもっとも得意とする分野です。 |
身体の弱い方なら悪寒を感じる前の寒冷刺激を受けた時点で服用する漢方処方がありますし、風邪の軽重、時間の経過による症状の変化、派生する症状にすべてと言ってよい対応のできる治療体系と漢方処方が記載されています。熱中症など熱のこもった症状に対する処方もあり、肝炎、胆のう炎、急性腎炎、扁桃腺炎などにも活用します。 |
なお、顆粒剤や錠剤など、製品添付の能書の効能効果は漢方医学やその漢方処方の原典の記載、古来よりの症例などとはほとんど関係なく決められています。 亀命堂では漢方の原典、古典にもとづき、生薬の性質などを考慮の上、おすすめしています。 |
代表的な処方 | |||||||
![]() ▲ 写真は「葛根湯」 |
![]() ▲ 写真は「麦門冬湯」 |
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