亀命堂薬局 | 創業大正14年 1925年 濹東随一の漢方の老舗です。

HOME > 症状で探す > がん・リウマチなど

症状で探す

がん・リウマチなど

がんは上皮性の悪性腫瘍ですが、肉腫や白血病を含めて広義にがんと言うことが多いです。浸潤性を有し、増殖・転移するたちの悪い病気です。
漢方処方の十全大補湯、補中益気湯、人参養栄湯はある程度の規模の臨床データがあり、医療現場で使用されることがありますが、がんの治癒はむずかしく、延命と苦痛の軽減・体力と抵抗力の低下防止を期待して使用されています。決して良質とはいえない医療用のエキス剤ではなく、やはり煎じ薬の服用がより効果があると考えています。
これらの処方は朝鮮人参を主薬とした「補剤」であり、ある面、朝鮮人参単独投与と大差ない可能性があります。蒼朮、当帰、黄蓍などの配合で効果の増強は期待できますが補剤であることには変わりがありません。
発症からの時間の経過、体力、体質、抗がん剤の使用などで個々の患者さんの病状は様々です。上記の漢方処方に変にこだわらず(西洋医学的な感覚で漢方処方を使用すると血圧の上昇、皮膚の炎症の発生などが起こりやすくなります。副作用でなく、漢方処方の選択の間違いです。)ご相談ください。
体力があるうちは補剤でなく積極性のある漢方処方もありますし、単独の生薬や菌類(きのこ)由来の製品などで苦痛を和らげる可能性のあるものがあります。ご相談ください。
特に手術後はがん細胞の数が激減していますので、漢方処方などによる免疫の活性化、体力の増強回復による再発の遅延が期待できます。
慢性多発性関節リウマチなどの膠原病も難病です。免疫の暴走ともいわれる自己免疫疾患で進行性です。副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)が繁用され、治療のための薬物の悪影響も無視できません。
やはり個々の患者さんの病状と体質に差があり、リウマチという病気だからこの漢方処方がよいというような選択はできません。ご相談、お問合わせください。
なお、顆粒剤や錠剤など、製品添付の能書の効能効果は漢方医学やその漢方処方の原典の記載、古来よりの症例などとはほとんど関係なく決められています。
亀命堂では漢方の原典、古典にもとづき、生薬の性質などを考慮の上、おすすめしています。
PAGETOP